現実とは思えない、女神が降臨したような水中写真

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光が降り注ぐ洞窟に舞い降りた女神に導かれるサメたち…

実際に海の中でドレスを着て撮影された幻想的な写真!

We kill almost 100 million sharks every single year.

CGではなく実際に海中で撮影

「Shark Shepherd」「サメの羊飼い」というタイトルが付けられたまるで映画のワンシーンのようなこの写真。
通常、映画であれば水中のシーンはCGを使って加工して作られますが、この写真は違います。

なんと実際に海の中で撮影された写真なのです。

カナダのBenjamin Von Wongさんは海中で撮影した幻想的な写真を発表しているフォトグラファー。

今回のこの写真は、絶滅の危機にあるサメの保護活動のプロモーションとして撮影されました。
サメは映画などで凶暴な生き物として描かれていますが、実際に人を襲うことはめったにありません。
それどころか毎年、数千万のサメがスープを作るためだけに人間によって殺されているのです。

Von Wongさんは、映画などで凶暴な生き物として描かれるサメのステレオタイプを打ち破り、サメと共存できることを示す作品を作りたかったそうです。

 

Shark Shepherd

撮影は3日間にわたり6時間以上も海中で待機!

撮影はシャークダイビングで世界的に有名なフィジーでおこなわれました。

モデルの女性はフリーダイバーのAmber Bourkeさん、衣装はAli charismaさんが海中撮影用に制作、プロのダイバーや海洋生物学者、サメ専門家を伴っての撮影です。

1日のうち、撮影のチャンスはサメが活発に活動する午前11時と午後1時の1時間ずつの2時間だけ。
モデルのAmberさん、ダイバーらが岩の上で待機して撮影チャンスを待ちます。

この撮影のために特別にデザインされた白いドレスがイメージ通りに美しく水にたなびくように、慎重に配置します。
撮影に必要なものすべてをようやく配置し終えると、モデルのAmberさんにプラスチックの「羊飼いの杖」を手渡し、撮影のためにひたすら待機するのです。

今回の撮影では3日間にわたり、6時間以上待機したそうです。

 

The sharks were really there.

実際のサメはリスのように繊細で臆病

多くのメディアで、サメはわずかな血の匂いに反応して群がってくると言われていますが、実際にサメに接っしてみて得た答えは全く正反対のものでした。

サメはまるで公園のリスのように、人間に興味を持って近くを泳ぎ回りますが、人間が近づこうとすると急に離れていきます。

完璧なポジションの撮影をするためにも、臆病なサメを驚かさないように、急に動いたりしないようスタッフ全員が細心の注意を払いました。

サメが十分近くに寄ってきて撮影のチャンスが来ると、モデルのAmberさんは深呼吸をして酸素マスクをはずし、息の続く間に2、3のポーズをとります。

まるで人とサメのあいだに心が通いあったような優しく美しい写真の背景には、たくさんの人達の想いと努力があったのですね。

撮影風景も見ることができるHP

Von Wongさんは絶滅の危機にあるサメの保護を目指し、サメの保護区をマレーシアに作るためのオンライン署名も展開しています。

Von Wongさんの幻想的な水中写真は、こちらのHPからごらんになれます。
その素晴らしい作品をぜひご覧になってくださいね。
Von Wong

 

 

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