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水彩色鉛筆で大人の塗り絵「コロリアージュ」をワンランク上の作品に!
前回「大人の塗り絵をレベルアップ!水彩色鉛筆の使い方その1」で、コロリアージュを塗る時の水彩色鉛筆の技法、簡単シンプル5つの技法の①と②を説明しました。
今回はこの①と②の技法をベースにした、水彩色鉛筆の使い方をお話しします。
水彩色鉛筆の特徴やおすすめの水彩色鉛筆については、前回の「大人の塗り絵をレベルアップ!水彩色鉛筆の使い方その1」をご覧になってくださいね。
簡単シンプル5つの技法 後編
使用している水彩色鉛筆は100均の水彩色鉛筆12色です。
こちらの動画では実際に大人の塗り絵 コロリアージュを塗っている、水彩色鉛筆のメイキングをご覧いただけます。
③.2色を混ぜる
○水彩色鉛筆で混色する1色目を塗っていきます。
○その上に2色目を重ねて塗っていきます。
○水筆を使って水彩色鉛筆で塗ったところをなでるようになじませていきます。
○緑色と青色が混ざった青緑色になりました。
④.2色のグラデーションを作る
○水彩色鉛筆でグラデーションにする2色のうち、薄い色の方から塗っていきます。
○2色目の濃い色を、最初の色と重なる部分を作りながら塗っていきます。
○気に入った濃さになるまで水彩色鉛筆で重ね塗りしていきます。
○水筆を使って薄い色の方からなでるようになじませていきます。
○2色のグラデーションができました
⑤.色を重ねる
○水筆でなじませた部分が乾いたら、その上に水彩色鉛筆で色を重ね塗りしていきます。
○いろいろな色を使ってみると、思いがけない色味を見つけられたりしますよ
○水彩部分と色鉛筆の組み合わせは水彩色鉛筆ならではです。
奥行きが出て雰囲気のある表現になるので、ぜひやってみてくださいね!
この5つの技法を使って、コロリアージュを塗ってみましょう
○単色のグラデーションで塗っていきます。
○複数の色のグラデーションを作ったり、水でなじませた部分に水彩色鉛筆で重ね塗りをしていきます。
○仕上げに細かい部分を水彩色鉛筆で描き込んでいきます。
○完成しました。
100均の水彩色鉛筆12色でも、色を混ぜたり重ねたりすることでかなりのバリエーションを作ることができます。
水彩色鉛筆をきれいに水でのばすコツは…
水彩色鉛筆を綺麗に水でのばすためのポイントはなんといっても水筆の使い方です。
水筆を使いこなすには、以下のポイントを覚えておいてくださいね。
①水筆の先が汚れたら、こまめにティッシュなどでぬぐう。
②柄の部分を優しく持つようにして、水がたくさん出過ぎないようにする。
③筆先に出すぎた水はこまめにティッシュなどで吸いとる。
最初は水筆を上手くコントロールできないかもしれませんが、使っているうちにだんだん加減がわかってくると思います。
一気に水気を出そうとせずに「少しずつ水をふくませていく」ようにしてしてくださいね。
おすすめの水筆は…
私が愛用している水筆は「ステッドラー ウォーターブラシ」です。
ちょうど良い量の水を筆先に含んでくれるのでとっても使いやすいのです。
タンク部分を押しても水が溢れるようなこともありません。
種類も細筆・中筆・太筆・平筆と4種類そろっています。
最初は中筆を選ばれると良いと思います。
ここまで読んいただいても 「本当にそんなうまくいくかなぁ…」とか 「私不器用だから自信ないかも…」 なんて思っている方もいらっしゃるかもしれません。本当にそんなに簡単に綺麗に色が塗れるの?
でも、なんといっても水彩色鉛筆のいいところは、誰もが使い慣れている色鉛筆と使い方が基本的に同じだというところです。
水彩色鉛筆さえ使えればあとは水になじませるだけで、水彩のようにやわらかな雰囲気のある素敵な作品を創ることができるのです。
確かに、背景のような大きな面積を色鉛筆できれいに塗るのは難しいかもしれません。
でも、繊細なデザインの線画が特徴のコロリアージュには、そんな大きな面積を塗る部分はあまりありません。
それどころか、繊細で細かなパーツに色をつけていく作業ですから、細かいところを塗るのに適した水彩色鉛筆との相性が抜群なのです!
使い慣れない水筆も、最初は少しだけとまどうかもしれませんが決して難しい道具ではありませんし、使っているうちに感覚がわかってくるはずです。
そして、仮にちょっと予想外の仕上がりになってしまったとしても、またそれが独特の味や雰囲気を醸し出してくれます。
みんなで同じ図案を塗ってみても、絶対に他の人と同じものが出来上がらないのも大人の塗り絵、コロリアージュの魅力の一つなのです。
ぜひあなたも水彩色鉛筆でコロリアージュを楽しんで、ワンランク上の表現方法を手に入れてみてくださいね。
最後に~やっぱりコロリアージュはやらなきゃもったいない!
私が初めてコロリアージュを見た時は、まず最初にその繊細なデザインの美しさに時間が立つのも忘れて見入ってしまいました。
そしていざ塗り始めてみると、またまた時間が立つのも忘れて丸一日中、色塗りに夢中になってしまったのです。
「色を塗ることがこんなに楽しいなんて!」とあらためて驚き、実感しました。
「色鉛筆の色調に水彩の美しさをプラスしたら、さらに宝石のようなイメージに仕上げることができるのではないかしら?」そして、いろいろな図案を塗っていくうちにふと思ったのが、
という事でした。
そう思うと水彩色鉛筆を使わずにはいられなくなってしまいました。
実際に水彩色鉛筆で色を塗ってみると、そのアイディアは思ったとおりでした。
シンプルに色鉛筆で塗るだけのコロリアージュよりも、奥行きのある表現が可能になったのです。
水彩色鉛筆のいいところは、何と言っても子供の頃から慣れ親しんだ色鉛筆と同じように使えばよいということ。
そして、ちょっとこの部分は変化をつけたいな…と思ったら、水を使うことで簡単に変化をつけることができるのです。
アートは好きだけど絵なんて描けないし…
大人の塗り絵って興味あるのだけれど、どうしようかな…
今まで色鉛筆で塗っていたけれど、もうちょっと完成度をあげてみたい…
そんなあなたにピッタリの「大人の塗り絵 コロリアージュ+水彩色鉛筆」!
ここまで読んでくださった方なら、ぜひ一度チャレンジしてみてくださいね。
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