この記事の目次
日本刺繍の技法 ①地引繍(じびきぬい)
日本刺繍の基本となる繍方です。
動画に続いて解説していきます。
地引繍の繍い方
生地には『地の目』というものがあります。
正確にいうと縦糸の縦地の目と横糸の横地の目があるのですが、日本刺繍でいう地の目は横地の目のことになります。
1.地の目に沿って糸を渡していきます
生地をよく見ると、山と谷があるのがわかります。
地引繍はこの谷の部分に糸を渡していきます。
2.◯を繍うときの繍い方です
図案の上から下へと針を刺していきます。
◯を綺麗に繍うコツです。
まず、◯の中心に1本糸を引きます。
そして中心から左方向へ繍いすすめていきます。
3.左半分を繍い終えたら、残りの右半分を繍っていきます
左半分を繍い終えたら再び◯の中心に戻ります。
中心から右方向へ繍いすすめていきます。
4.◯を繍い終えたら糸止めをします
5.糸を切ります
繍った部分に下から糸を出します。
この時、刺繍した糸を刺してしまわないように気をつけて!
“こて針”を使って糸をかきわけるようにすると、下から針を出しやすいですよ。
下から出した糸を左手で上に引っ張りながら、糸の根元を切ります。
糸を引っ張りながら切ると、切った瞬間に糸が下に沈みます。
切るところは刺繍した部分ギリギリでなくても大丈夫なので、刺繍したところを切ってしまわないように少し離れたところを切るようにしてくださいね。
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