教えるということは究極のアウトプット《ブログチャレンジ17日目》

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日本刺繍教室を始めて嬉しかったこと

先週末は日本刺繍教室でした。
去年の9月に日本刺繍教室を立ち上げてから、今月で7回目のお稽古です。
月に1度のお稽古なので、生徒さんたちは生まれて初めて日本刺繍の針を持ってから7回目ということになります。

初めて手にする日本刺繍のお道具、
まさか糸から撚って作るとは夢にも思わなかった日本刺繍の技法、
とにかく『初めて』の連続で驚かれる生徒さんたち。

思いもしなかった繊細で細かい作業に日本刺繍を嫌にならないで〜〜って心の中でドキドキしていました。
ちなみに私はこまごました作業が大好きです(笑)

日本刺繍が楽しい、始めてよかったと生徒さんたちが喜んでくださって、ほっと胸を撫で下ろしました。

平井さん

そして、生徒さんの1人がこんなことを言ってくれました。

「私たちが教わっている刺繍は、日本刺繍の中でもとても繊細な技術のものだと先生に言われていたけれど、他の日本刺繍を見てもその違いがわからなかったんです。
でも、実際にいろいろ自分で刺繍をするようになってその違いがわかるようになってきました。  」

も〜とっても嬉しかったです!
生徒さんが確実に成長してくれていることが何よりも嬉しかったです!

普段何気なく見ていた日本刺繍。
実は見えないところ、気が付かないところにこんなにも繊細な技術が使われている…ということに気づいてくれたのです。

日本刺繍を通して今まで見ていたものを違う角度から見られるようになり、あらためてそのものの価値に気づくことができるようになったのです。

生徒さんが気づきを得てくれたこと、そしてそれを言葉にして伝えてくれたことが本当に嬉しかった!

私にとっても初めてのお教室なので、生徒さんたちから学ばせていただくことがたくさんあります。
もう少しここをわかりやすく説明してあげればよかったかな…とか
この言い方だとわかりづらかったかもしれない…とか
次回はこうやって教えればいいかな…とか
私にもお教室の毎回が勉強です。

インプットだけではなくアウトプットこそが大切

15年以上、私はひたすら日本刺繍の知識を自分の中にインプットしてきました。 
その知識を外に向けて発信するということはほとんどしてきませんでした。

1人で制作している時は、ほとんど何も考えずに学んだ技法で刺繍をしています。
当然のことですが、同じ日本刺繍でも1人で作品制作をすることと生徒さんに教えることは全然違います。
人に教えるとなると、一度学んだ技法を自分なりに落とし込んで、わかりやすく伝わるように組み立てなおさなければいけません。
この作業をすることによって、得た知識を洗練させて、より自分に刻み込むことができるのだということに気がつきました。

インプットしただけでは学びは完全ではなくて、アウトプットして初めて学んだことになるのですね。

そして教えるということが究極のアウトプットでした。

お教室を初めていろいろな喜びを知ることができました。
そして、素敵な生徒さんたちと出会えてたことに心から感謝しています。
生徒さんたちがどんな素敵な作品を完成させるのか、今からとっても楽しみです。

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本物の日本刺繍をしっかり学びたい人と気軽に学びたい人へ

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ABOUTこの記事をかいた人

京繍(きょうぬい)と言う日本刺繍に魅了され、日本刺繍でいろいろなものを創っている日本刺繍の人フローレンです。 夢はNYで個展をすること! やりたいって思ったことはとにかくやってみます。 美味しいもの、お酒大好き。 海も大好き。 旅も大好き。(本名:花澤浩子)