日本刺繍の作品制作で切羽詰まってきたのでブログを書きます

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ここ最近は来年の1月の個展作品の制作に追われて余裕がない状態になっています。
昨日まで仕上げなければいけない作品が6点あったのだけれど、1点間に合わずに今必死で制作中です。
なんとか今日中に仕上げて明日には木工職人さんにお渡ししなければいけません。
そうなんです、日本刺繍は刺繍を仕上げたら終わりではないのです。

日本刺繍は刺繍を仕上げただけでは作品にならない

日本刺繍は着物や帯など和装の装飾として発展してきた刺繍です。
なので刺繍をする時はお仕立て前の反物の状態で刺繍台に生地を張って刺繍します。
だから日本刺繍の刺繍台は反物が張れる幅がある大きなものになるのです。

刺繍が完成してもこのままでは刺繍を施した生地があるだけ。
この生地を職人さんに仕立てていただいて数寄屋袋や懐紙入れや古帛紗などなどの作品になるわけです。

個展は1月10日(木)からです。
まだまだ3ヶ月もあると思われるかもしれませんが、仕立てていただく時間を考えると…
年内に品物を仕立て上げてこちらの手元に納めてもらうには、年末年始の職人さんのお休みを考えて逆算すると10月の第2週の頭には職人さんの手元に刺繍をし終えた生地を届けなければなりません。

つまりあと約2週間で残り21点刺繍しなければならないわけです。
この間、ずっと家にこもって作業できればいいのですが何日かは外出しなければならない日もあり、フルに家で作業できる日は8日間くらい。
単純に計算しても一日で2〜3点刺繍を完成させないと間に合わないことになります。

どうしても実現させなければならないスケジュール

実は私にはどうしても参加したいフェスがあります。
三重県のしなやかファームというきゅうり農家さんが主催する『しなやかきゅうり』の収穫祭『しなやかフェス2018秋』です。
四日市に日本全国から本当に美味しいものが集まって開催されるBBQ、さまざまなワークショップに音楽イベントと盛りだくさんの最高に楽しくて美味しいフェスなのです。
今年の春に参加した時の様子を書いた記事です。
しなやかフェスに参加して気づいたこと

しなやかフェスってなに?Photo by てんちゃん『しなやかフェス2018春』に参加してきました。主催者の阿部俊樹さんことしなやん(@abe_shinayaka)は、食の大切さに気がついたことをきっかけに脱サラして約10ヶ月前にしなやかファームというきゅうり農家を始めました。しなやんは自らを“百姓”と名乗っています。『百の姓を持つ、つまり何かにとらわれることなく、あらゆる顔をもつ人間であり続けるということ』あらゆる顔の中の1つである農家として生産者と消費者の壁を取り払い、今までにない新しい農業のカタチを作ろうと決意します...

『しなやかフェス2018秋』の詳細とお申し込みはこちらから

【開催決定】#しなやかフェス2018秋 申込概要|2018年10月8日(月・祝)四日市にて開催

購入前にこちらの開催概要をご覧ください。https://yzan.jp/archives/6148・購入後のキャンセルはできません・中学生以下〜4歳以上は専用チケットを選択してください・3歳以下のお子様同伴の場合は備考欄に人数を記入してください・チケットの郵送はありません。当日受付にてお名前を確認いたします

このしなやかフェス2018秋が開催されるのが祝日の10月8日(月)。
この翌日の10月9日に京都の仕立屋さんへ刺繍を終えた生地を納めに行ければ見事に予定通りではありませんか!
これが私が実現させたいゴールデンルート。

そのためにはとにかくこれから毎日刺繍を仕上げて行くくらいのつもりでいなければ実現しません!
…いや、確かに前からもっときちんと計画的に制作していればよかっただけなんですけどね。
子供の頃から夏休みの宿題も8月のラスト3日くらいで親に怒られて泣きながらやりました。
そこから思えばこれでもずいぶん改善されたのです(泣)

なので、今日からできるだけ(←これ大切)毎日作品の進捗状況をブログに書こうと思います。
忙しいのだからブログなんて書いている暇はないでしょ…確かにそうです、ほんとにそうです。
でも、書くことによって制作にも何かしら良い影響があるような気がするのです。
それに、ブログを書くことによって自分を頑張ってやらなければいけない状況に追い込めるのではないかとも思うのです。
日によってはものすごく雑なブログになっちゃうような気もしますがそれもありということでお許しください。

果たして無事にしなやかフェスへ行けるのか⁉︎

今日も美味しいビールが飲めるようにとにかく、が、頑張る!
…ということで制作に戻ります。

しなやかフェス2018秋まであと14日

・゚・*.☆*夢はNYで個展をすること*☆.*・゚・

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ABOUTこの記事をかいた人

京繍(きょうぬい)と言う日本刺繍に魅了され、日本刺繍でいろいろなものを創っている日本刺繍の人フローレンです。 夢はNYで個展をすること! やりたいって思ったことはとにかくやってみます。 美味しいもの、お酒大好き。 海も大好き。 旅も大好き。(本名:花澤浩子)