驚異の超絶技巧、再び!
三井記念美術館で開催中の「驚異の超絶技巧!明治工芸から現代アートへ」展を観てきました。
2014年に開催され、好評を博した「超絶技巧!明治工芸の粋」展の続編となる展覧会です。
以前にも書いたことなのですが、私たち人間の誰もが持っている最高の道具って何だと思いますか?
それは…自分自身の指です!手なんです!
どんなに機械が発達しても、人の手にしかできない技があるのです。
明治時代の七宝、金工、牙彫、木彫、漆工、陶磁、自在、刺繍画などの緻密で繊細な細工の数々。
これらの超絶技巧を目にした時、人の手が持つ力のすごさに驚嘆せずにはいられません!
これだけの超絶技巧作品を見ることができる機会はそうそうありません。
このチャンスをお見逃しなくね!
今回の展覧会のポスターにも使われている安藤緑山の『胡瓜』。
牙彫(げちょう)と言う象牙を彫った彫刻に彩色をほどこしたものですが、どうやって象牙にこの本物と見紛うようなみずみずしい色をつけたのか、その技法の詳細は未だにわからないのです。
今回展示してある安藤緑山の作品の中でも『葡萄』の質感がリアルでリアルで!
何度も何度も見直してしまいました。
七宝は真逆の技法を駆使した二人の「ナミカワ」の作品を見比べることができるという贅沢さ💕
その他にも、こんなに緻密な細工を一体どうやって⁉︎と驚愕の作品ばかりでした。
安藤緑山、並河七宝についてはこちらの記事をご覧ください。
明治の超絶技巧!リアルを極限まで追求した安藤緑山の牙彫の世界
現代アートへ受け継がれる超絶技巧のDNA
明治時代の作品だけではなく今活躍中のアーティストの作品が多数展示されていることが、今回の展覧会の最大の特徴です。
中でも私が一番気に入ったのが稲崎栄利子さんの作品です。
陶磁なのですが、海の生物をモチーフにしたその作品の繊細な美しさと言ったら!
海の中からそっとすくい上げて来たような、今すぐ水中でゆらゆらと動き出しそうな……
とても言葉では言い表せません!
とにかく観て観て観て観て観て〜!!!!
会場はスマホ、携帯禁止です!
写真撮影厳禁なので、会場内ではスマホ、携帯が使えません。
写真を撮るだけではなく、電話をするのも、メールをチェックするのもいけません!!
会場内のベンチに座りながらスマホを開いたりしていると、すぐに係の人がやって来て怒られますのでご注意くださいね💦
会期 | 〜 |
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会場 | 三井記念美術館 [MAP] |
住所 | 東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号 三井本館7階 |
時間 | 10:00〜17:00(最終入場時間 16:30) |
休館日 | 月曜日 ※10月10日(火)は休館 ※9月18日(月・祝)、10月9日(月・祝)は開館 |
観覧料 | 一般 1,300円(1,100円) 大学・高校生 800円(700円) 中学生以下無料
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TEL | 03-5777-8600 (ハローダイヤル) |
URL | http://www.mitsui-museum.jp/ |
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