ここ2日間は今週末のしなやかフェス2019春で実演する日本刺繍ライブの図案のシュミレーションに明け暮れていました。
やっとやっと形になったのでそのご報告です。
この記事の目次
しなやかフェスTシャツにトマトの刺繍をします
私が大好きなしなやかフェス。
参加させていただくようになって今回で3回目になります。
大好きなしなやかフェスのTシャツに、日本刺繍でトマトのワンポイントを刺繍することができるなんてこんなに嬉しいことはありません!
初めて日本刺繍ライブをさせていただいたのは去年の春。
その時はまだまだ頭でっかちで、日本刺繍をもっと身近に感じてほしいって思っていたのに日本刺繍はこうあるべきだってところから抜け出せませんでした。
その時にヒントをくれた田中さんことタラちゃん@Akira1973T には今でも感謝しています。
そのタラちゃんのアドバイスを思いっきりいかして今回もしなやかフェスのTシャツに刺繍をさせていただきます。(しなやかフェス以外のTシャツでも大丈夫ですよ〜)
タラちゃんのアドバイスについてはこちらをお読みくださいね。
短時間でTシャツに刺繍するために試行錯誤の繰り返し
日本刺繍は本来なら絹地の生地に絹糸で刺繍するもの。
スタンダードなTシャツの綿素材の生地は伸縮性に富み、絹地と違ってその伸縮性ゆえに刺繍がとてもやりにくいのです…
刺繍する面積が大きいと糸が長く渡ってしまってぷかぷか浮いてしまいます。
もちろん日本刺繍ではそれを押さえる技法があるのだけれどそれをしていると1時間以上はかかってしまう…
日本刺繍らしくて出来るだけ短時間でトマトの面積を繍える刺繍ってどうすればいいのかなぁ…
いろんな繍い方が頭の中をぐるぐる駆け巡って実際にいろいろ繍ってみて、試行錯誤とシュミレーションを繰り返しなんとか短時間で可愛いトマトの刺繍が出来るようにしました。
『むしろ繍』という日本刺繍の技法です。
写真だとちょっとわかりにくいのですが、赤い絹糸に金糸が光るキラキラトマトです。
お一人様1トマト、先着5名様までのオーダーになります
とは言ってもどんなに頑張っても1トマトの刺繍に40分はかかってしまいます。
出来るだけたくさんの方に刺繍したいのですけれど、タイムスケジュール的に5トマトがめいっぱい。
当日になってみなければわからないのですけれど、確実なところでお一人様1トマト、当日先着順5名様でオーダーをいったん締め切らせていただきます。
料金は屋外の会場で仕上げのアイロンが使えなかったりするので、シュミレーションが出来ているしなやかフェスTシャツ(歴代のしなやかフェスTシャツもOK)は500円。
シュミレーションができていない当日いきなりのアイテムに関しては1,000円とさせていただきますのでご了承ください。
- しなやかフェスのTシャツに今回の収穫祭の主役トマトのワンポイントをお好きな場所に刺繍します。
今回のしなやかフェス2019春のTシャツだけではなく、歴代のしなやかフェスのTシャツでもOKです。 - しなやかフェスのTシャツ以外に刺繍したい場合、ハンカチ、スカーフなど袋状に縫製していないものでしたらできます。
シャツ、ブラウスなどはポケット以外でしたら可能です。 - 日本刺繍なのでもちろん絹糸で刺繍します。
本当は金糸も使いたいのだけれど、それだとお家でお洗濯できなくなるので金糸の部分だけ絹糸じゃない刺繍糸を使います。
- しなやかフェスTシャツ 500円
- その他のアイテム 1,000円
トマトを一つ仕上げるのに40分くらいかかります。
会場のタイムスケジュールを考えるとどんなに頑張ってもオーダーをお受けできるのは5トマトまでになります。
なので、お一人様1トマト、5名様でオーダー受付を終わらせていただきますのでご了承ください。
少しですけれど日本刺繍作品を展示します
それと、ほんとに少しですが作品を持っていきます。
このことに気づかせてくれたのはお友達の上迫さんことナッキー@nacky_peppysのこのツイートでした。
な、なんとフローレンの日本刺繍が生で見られるなんて!
僕はまだフローレンの作品を生で見たことないので、楽しみです!#しなやかフェス2019春 https://t.co/JW846wnp7Z— ナッキー🐎上迫直生(うえさこ なおき) (@nacky_peppys) 2019年4月6日
私は結構頭が固いので日本刺繍ライブでしなやかフェスに参戦するって決まってから、ひたすら刺繍をすることしか考えていませんでした。
このナッキーの一言で実演だけではなく実際に作品も見てもらえばいいんだって気がついたのです。
ナッキー気づかせてくれてありがとうございます!
屋外展示になるのでお着物や帯は難しいのだけれど、以下の作品を今回展示することにしました。
ブロッコリーの小さな額と蜻蛉(とんぼ)のタペストリーです。
ブロッコリーは房の部分を『相良繍(さがらぬい)』という技法で刺繍しています。
糸の太さを4段階に変えて立体的になるように刺繍しました。
茎の部分は糸を撚らずに釜糸という絹糸そのままの状態で刺繍してあります。
蜻蛉の羽の部分はシルクオーガンジーという薄い生地に刺繍をしてあります。
シルクオーガンジーは裏面が透けてしまうため、刺繍した糸が表に響かないように通常よりも細かく糸止めをしながら刺繍しました。
この機会に高知の方にも日本刺繍ってこんな風に刺繍するんだって知っていただけたら嬉しいです。
どうぞ遊びにいらしてくださいね。
・゚・*.。☆*夢はNYで個展をすること*☆。.*・゚・
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