好きな座席ってありますか?
今日はこれから京都へ向かいます。 私の日本刺繍の先生の工房へ、お手伝いをしながら勉強させていただくのです。
時間的にもちょうど良いので、新幹線の中でブログチャレンジしてみようと思います。
日本刺繍には地方ごとにいろいろな特色があって、それぞれ呼び名も変わります。
京都では『京繍(きょうぬい)』
江戸(東京)では『江戸刺繍』
加賀(金沢)では『加賀繍』
と呼ばれています。 また経済産業省が認定する伝統工芸として国から保護や援助を受けている日本刺繍は 『京繍』と『加賀繍』だけになります。
私の日本刺繍の先生は京繍の伝統工芸士さんです。
月に一度、東京でお教室を開いてくださっていて、私はその東京教室へ通って習い始めました。
そして日本刺繍を習い始めてみると、その繊細な技術ゆえに覚えなければならないことがとんでもなくたくさんあることを知りました。
私は日本刺繍を仕事にしたいと思っていました。
このまま月に一度のお稽古ではどのくらいの時間がかかるかわからない…と思い、先生にお願いして東京教室の他に毎月京都の先生の工房へ通わせていただくことにしました。
そうして毎月の京都通いが始まりました。
10年以上続けたと思います。
京都へ行くためには当然新幹線を使います。
私は新幹線に乗る時は必ずここって決めている座席があります。
号車は違っても、行きも帰りも必ず一番前のEの席です。 二人掛けの座席の窓側です。
この席にする理由
京都へ通うようになってキャリーバッグを使うようになりました。
新幹線に乗る時に、このキャリーバッグの置き場所に困ることに気がつきました。
日本刺繍の道具と着替えなどが入った結構な大きさのキャリーバッグを棚に上げるのは女性にはかなり大変です。
しかも、私が京都へ通い始めた15年以上前は、キャリーバッグはまだ一部の人しか使っていませんでした。
棚にタイヤのついたバッグを載せるなんて非常識的な雰囲気もありました。
仕方ないので座っている座席の前にキャリーバッグを置くのですが、背の低い私でも窮屈感は否めません。
2時間ちょっとをいつも我慢しながら過ごしていました。
そんな時、たまたま座った一番前の座席がとっても便利だったのです。
私の使っているキャリーバッグが、パズルのようにぴったりサイズで座っている座席の前に収まります。
しかも、一番前の席にはすぐ目の前の壁にコンセントがあるではないですか!
今までキャリーバッグの置き場所に悩んでいた私には夢のような座席でした。
使っているiPhoneの電池がすぐになくなってしまうようになって来た時は本当に助かりました。
新幹線に乗ったらすぐにコンセントをつないで、バッテリーを気にすることなくiPhoneが使えます。
それ以来、新幹線で出かける時は絶対に一番前のE席を予約するようにしています。
もちろん、今回も往復ともに一番前のE席です。
でも、私の先生は東京へお出でになる時はいつも自由席にするそうです。
混んでいて座れない時にしか指定席にはしないそうです。
なぜかというと、席の近くがうるさかったり、不快な思いをした時にすぐに違う席へ移動できるからだそうです。
私は荷物を持って移動することが面倒なので、不快な思いをしてもよほどのことがない限りは我慢してしまいます。
人それぞれ、いろいろな考え方があって面白いなって思うのです。
新幹線の中でブログを書いていて、新幹線って結構揺れるなぁって思いました。
景色も楽しめないからやっぱり新幹線に乗っている時は何もせずにぼーっとしてるのが好きな私です。
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