去年の春に屋外で日本刺繍の実演を初めてしました。
日本刺繍を青空の下、お外でするってかなり無茶です!
でも、しなやかフェス2019春に日本刺繍ライブで再び参戦することになりました!
はっきり言って屋外で日本刺繍をするのは無謀です
普通の刺繍を屋外でするだけでもかなり無謀なのに、何もかもが繊細な日本刺繍は細い細い絹糸を撚って刺繍する糸を作るところから始まります。
写真のように撚り棒という道具を使って糸を撚ります。
室内のエアコンの風があたっただけでも絹糸がなびいて糸を撚りづらいのに、普通に風が流れている外で糸を撚るのがどんなにやりづらいことか…
…いえね、これって去年に初めて屋外で実演した時に知ったのですけれどね。
絹糸が風でふわふわ流れてしまって糸を撚るのが大変なのです。
あ〜日本刺繍って部屋の中でやるものなんだなぁってつくづく感じました…当たり前だけれど!(笑)
だから当然お日さまに照らされて風に吹かれながら外で日本刺繍を実演する人なんてまずいないと思います!
日本刺繍を屋外で実演する人なんて、後にも先にも私くらいなものだと思います。
でもね、去年やってみたら楽しかったの。
お外で食べるご飯が美味しいのと同じで、とにかくお日さまの下で日本刺繍をするのが楽しかったの!
それにね、こういった日本刺繍とは全然結びつかない異世界で…だってフェスですよ?!農家さんの収穫祭で、食と音楽の祭典ですよ⁈…実演するチャンスなんてそうそうありません!
そして楽しかったのと同時にたくさんのことも学ばせてもらいました。
前回のしなやかフェスに出展しなかった理由
でも、去年の春に参戦したその後のしなやかフェスには日本刺繍ライブで参戦せずに純粋にお客さんとして参加しました。
なぜかというとお客さんとしての方がしなやかフェスを満喫できるから!(笑)
一人で出展するとどうしてもブースから離れられなくなってしまうのです。
それに前回はフェスというものをよくわかっていなくて衝動と勢いで参戦させてもらったのですが、実際に出展するにあたっていろいろ準備不足だったということがよくわかったからです。
出展する人達は自分でちゃんとテントや椅子やテーブルを持ってきてそれぞれのブースを作っていました。
屋外のイベントに参加した事のなかった私は何一つ持っておらず、運営の方にお願いしてテーブルと椅子をお借りしてなんとか出展できました。
出展するにはコンテンツだけではなくブースの設営なども準備しなければいけないと言うことを初めて知って、知らなかったとは言え事前にちゃんと確認しなかった自分の認識の甘さを痛感しました。
しかも今回のしなやかフェスは高知開催。
もしテントやテーブルを持っていたとしても東京から飛行機で運ぶのは大変だし、忙しい運営のみなさんの手を煩わせたくないと思ったので、今回も出展せずにお客さんとして思いっきり楽しもうと思っていたのです。
しなやかフェスはもう始まっています
ところが、ふとしたことから日本刺繍で参戦しませんか?とありがたいお声がけをしていただいたのです。
やってみたい思いはあっても、ブースを設営するためのテーブルもテントもありません。
その旨を伝えると、なんと今回初めてしなやかフェスに参加するという方がテントもテーブルも椅子も当日に持参して貸してくださるというのです!
しかもかなり立派なテントで、これなら多少風が吹こうと雨がパラついても大丈夫、私一人では勿体なさすぎるくらいのゴージャスブースが作れます。
本当にありがたすぎます!優しすぎます!
私はこの方にお会いしたことはもちろん、メッセージのやりとりをしたこともありません。
今回のしなやかフェスを通じて繋がり、優しい手を差し伸べていただきました。
しなやかフェスの当日に初めてお会いするのが楽しみでなりません。
ワクワク待ち遠しい大好きなフェスにもう一つ素敵な楽しみが増えました。
そして、これがしなやかフェスなのです。
しなやかフェスは当日だけがフェスではないのです。
当日へ向けてフェスはもう始まっています。
しなやかフェスはSNS、特にTwitterをメインにいろんな情報を発信しています。
そこで事前に情報を共有するのはもちろん、出展する人や参加する人とコミュニケーションをとって、フェス当日は会場全体が待ち合わせ場所になって初対面の人も再会できた人もみんなで一緒に楽しむフェスなのです。
こんなに暖かくて優しくて楽しくて美味しいフェスは他にはありません。
ぜひ遊びにいらしてくださいね!
日本刺繍ライブで参戦します!
あ、肝心の私が何をするかを書いていなかった…
日本刺繍なのでもちろん絹糸で刺繍します。
今回のしなやかフェス2019春のTシャツだけではなく、歴代のしなやかフェスのTシャツでもOKです。
シャツ、ブラウスなどはポケット以外でしたら可能です。
本当は金糸も使いたいのだけれど、それだとお家でお洗濯できなくなるので金糸の部分だけ絹糸じゃない刺繍糸を使います。
トマトを一つ仕上げるのに40分くらいかかります。 なので、お一人様1トマト、5名様でオーダー受付を終わらせていただきますのでご了承ください。
会場のタイムスケジュールを考えるとどんなに頑張ってもオーダーをお受けできるのは5トマトまでになります。
何しろ急に参戦することになったので、今大急ぎでトマトの図案を考えて見本を刺繍しています。
見本が出来次第、またTwitterやブログに投稿します。
普段の刺繍台とは違って簡易な刺繍枠を使いますが、なかなか見ることができない日本刺繍の実演を見られるチャンスなので遊びにきてくださいね!
屋外で日本刺繍の実演なんて、しなやかフェス以外では絶対に見ることができません…たぶん(笑)
・゚・*.。☆*夢はNYで個展をすること*☆。.*・゚・
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